川沿いの町にて。
僕はTwitterを熱心に更新しているので
(どこに行ってもスマホを見ている訳ではないのですが、、、)
その道中をブログでまとめてもなぁ…と言うのがあるのですが
これは改めてネットに残しておかないとなぁ…
と、思う瞬間と言うのは前からありまして。
「140文字で呟いてると、後で思い返すこと」が減るかもな、と。
色んな景色や地球の息吹に耳を澄ませて…そういえば、
昔よりはそれがそのままどこかから降ってくるように、
音楽になってなかったりもするのかも知れない。
でも、それは僕自身が音楽とまだ距離を置いているから、と言うのも
多分にありまして。
音楽を通さないで心を動かすストレッチをしているのかもしれない。
そんな訳で先日訪れたのは生まれてはじめて降りた「柳瀬川」
小学生の時、二年間川崎の登戸(正確には宿河原)に住んでいたのだけれど
僕の母校の和光学園の和光世田谷小学校には
「多摩川学習」なるものがあって、釣りをしたり、化石を掘ったり
まぁ、そんな中で一度生活排水が流れ込んで汚くなった川が
少しずつ再生していく…みたいなイメージが割と懐かしくて。
なんなんだろうな、あのなんとも言えない臭い。
子供が投げた石、水面に広がっていく波紋。
その水の環を眺めていると、やたらと懐かしい気持ちになって。
その波紋、石が落ちる音、直ぐに静けさを取り戻す川の流れ。
その世界の法則が不思議で楽しかった。
行き交う東武東上線には色んな種類の車両が走っていて少し面白い。
首都圏の西に向かう私鉄は
「小田急は青」「京王は赤」「東急はステンレスボディ」みたいな
何となくそう言う統一感が当たり前だったから、
青、赤紫(ロイヤルマルーンと言うらしい)、
オレンジの新車、メトロの車両、東横線の車両…乱雑だ。
(青の8000系と言う車両は1/17にこの辺りの運行は終了したらしい)
柳瀬川の駅前は昔はニュータウンであったであろう寂れた団地。
実際は寂れて居ないのかも知れないけれど…まぁ、よくある昭和の団地。
その中にある地味でどこか空っぽな感じのする「ぺあも~る」
団地内の商店街はシャッターの下りた店も多いのだけれど、
この吊ってある紙のデザインなんだろう…混沌。
カラフルな輪ゴムをぶちまけた感じ?サイケだ…。
あと、
二階の柱が鮮やかな朱色で大きい神社の建物みたいでちょっとおもしろい。
お昼過ぎだったのだけれども、もう逆光が眩しい。
日焼け止めを塗った方がよかったかも知れない。
僕は迷わずそんなお蕎麦屋さんへ。
左手のそばをうつ所の前を保育園児達がお散歩して
先生に「今日はおそば作って無い~」と残念がっていた。
なるほどね、そう言う感じなんだな。
このぺあも~るのお蕎麦屋さん「そばきりや 燻風」さんで
僕も生まれて初めての経験を。
野菜てんぷら蕎麦は美味しくいただき、そのあと詞を書きながら
だらだらと呑み、おつまみメニューを見たら「たこ焼き」と書いてあったので
蕎麦の後のおつまみにたこ焼き。
居酒屋営業のある店でもあんまりたこ焼きは無い気がする。
団地で色んな需要があるのかもね。
まぁ、ほろ酔い(と言うよりは若干酩酊に近いふらふら)で
再び川沿いを歩き、隣駅のみずほ台まで酔い覚ます…つもりが
ついファミマでサッポロラガーを買ってしまい、呑み歩き。
途中、工事をしてて歩道の無い富士見橋の隅を渡り
国道463号線の所では歩道橋から延々と見える国道の先に
少しずつ曇ってきた寒々しい空を眺め、その脇の大きい
「砂場」の看板を見つつ坂道を登ってみずほ台へ。
何となく妙な空気でした。
到るところにお地蔵さんが経っていて…なんとなく淀んだ空気。
ニュータウンやその周辺は何となく嫌な気を感じるところもあって
ところどころそんな場所を歩きつつ
(缶ビール持っててよかったー!って感じだった)
みずほ台の駅へ。
このみずほ台の建物の…駅舎?の中に
よくある飲食店が数店あったのだけれども(ロッテリアとか)
そこにあったお蕎麦屋さん「ふじた家」さん。
のぼりを見てがっつりはしご酒&はしご蕎麦を決め込む決意。
はしご酒。
夫婦で切り盛りする店内には創業当時のパネルなんかも飾ってあって
昔は座敷の席だったみたい。
「もう、長いんですか?」とおかみさんに聞いたら
「はい、でも来月でおしまいなんです」と。
駅の片隅の蕎麦屋で流れる時間は団地のそれとはまた違うけど
何となくしみったれていて(僕にとっては良い意味で)落ち着いた。
うっかり冷酒を呑み過ぎたなぁ。
かなりしょっぱい鴨せいろを食べ、こういう汁物で酒を呑む人には
割とたまらん感じだったのだけれども。
ラーメンとかよりずっとしょっぱくて、お願いしたらそば湯を出してくれて
安心しましたよ。
最近のお店は蕎麦を注文するとお願いしなくても、そば湯が出てくるから
久しぶりに「そば湯お願い出来ますか?」って聞いたな。
駅舎と同時に創業したお店も来月までかぁ、と
何の思い入れも無い町だけど若干しんみり。
近所の皆さんも、ふらりと行ってみてはいかがだろうか。
ホームの立ち食いそばとは全然違う感じで懐かしい気持ちになった。
川越の西口に地下飲食店街(だった地下のシャッター街)にも
一昨年まで尾張屋と言うお蕎麦屋さんがあって、
何回か行ったんだけれどもね。
尾張屋さんはそばと言うよりきしめんを一押ししてたけれども、
結局きしめんは一回も食べれなかったな。
(とかいって、実はこっそり営業してたらどうしよう…笑)
こうやって昭和の店がなくなる中、時代の流れと言うか
川越にも500円でピザが食べられるCONAが出来ました。
手軽にピザ食べて、色んなビール飲めるの嬉しいけど
でもピザってデリバリーの影響で高いイメージがあるだけで
ピザ500円にサラダとか頼んだ上に800円のビール二本飲んで
テーブルチャージもあってそんなに安くすまないんだけどね、笑
一人で行きやすい店ってやっぱり蕎麦屋だなぁ…。
良い感じのお蕎麦屋さんで、良い感じな憂鬱と哀愁を感じつつ
下らない悩みって本当に下らないなぁ、と再認識する作業。
仕事とか嫌なことが多くて。
今までにもましてどうでも良い悩みだなぁ、と。
(仕事がどうでも良いと言う意味では無い)
乾杯する気持ちでも無いのに相手が居るのも面倒くさいし。
うん、他人って言うのはどこに行っても面倒くさい。
昨日も言っていたんだけれども音楽をどうせやめられないんだから
音楽の無い世界に連れて行ってくれないかな…。
だれも音楽なんてことに必死にならずに、町も静かで
どれだけ落ち着くことだろう。
心穏やかに違うことを楽しめるだろう…これも、ありえないけど。
そんなことを思ってしまった。(しまった しまった…)
ふろーむ、茜色の夕日。
ってな感じで朝からここ最近の凄く日常的な休日のことを綴って見ました。
やっぱ、ツイッターのまとめみたいですな。